
はじめての方でも99%勝てる株を見つけられます
といったら、あなたは信じますか?
「投資」と聞くと多くの方が、このようなイメージをお持ちのことと思います。


確かに「投資」という以上、リスクはゼロではありませんし、まったく知識のない状態で勝てるものでもありません。
ですが私は「初心者でもほぼ時間をかけず、99%の確率で勝てる株を見つける方法」を知っています。
これは、ほとんどの方が考えている株式投資とはまったく逆の方法です。
本書でご紹介している11のシンプルな計算は、数字が苦手な初心者でもできるように工夫していますので、初心者の方にこそオススメしたい方法となっています。
プロに丸投げせず、ご自身で資産を築いてほしいという想いを込めて執筆しました。本書が皆さんの投資成果に少しでも貢献できますよう願ってやみません。
予測可能な利益「インカムゲイン」
株式投資による利益は「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」に分かれます。
キャピタルゲインは「保有銘柄を買った値段より高く売ることによる利益」を指し、インカムゲインは「配当」を指します。
一般に「株で儲けた」という場合
〝株価の上下動を当てて(先読みして)キャピタルゲインを得た〞 というイメージを持つ方が多いでしょう。
一方のインカムゲインは、大きく儲かるものではなく、どちらかといえば地味な印象を持たれがちです。
この本で紹介するのは後者のインカムゲインによる投資、つまり
「長期的に配当の成長が期待できる株を購入し、投資額を早期に回収する」 という手法です。
短期の株価の値動きを当てることは誰にもできません。
しかし、配当は財務内容と経営者の意思で決まるため、株価のようにランダムには動きません。「株価の値動きを先読みすることはできないが、配当は予測可能」なのです。
そして、本書で紹介する投資手法は、株価の推移よりも配当をチェックすればいいので、かかる時間はほぼありません。本業があり多忙な日々を送る方々にとって、最高の株式投資だといえるのです。
本書を読むことで…
- 初心者でも株式投資の失敗の可能性を限りなくゼロにできます
- 確実な成長株の見つけ方がわかります
- 日本経済全体の影響に左右されずに投資することができます
- 倒産する企業に共通する3つの特徴を知ることができます
- ほぼ確実に株価の下落が気にならなくなります
- 成長企業を見つけるために最低限押さえるべきポイントがわかります
- 成長株の具体的な銘柄も知ることができます
- 豊富な事例でシンプルな11の計算方法もイメージしやすくなります
- 投資だけでなく、自身のビジネスにも活かせる考え方を学ぶことができます
- 今すぐ投資を始めることができます
著者プロフィール
山本 潤(やまもと じゅん)
コロンビア大学院修了。哲学・工学・理学の修士号を持つ。
中央大学数学科の博士後期課程に在籍中。
和光証券を経て1997年、日本株運用チームの一員として米系投資顧問クレイフィンレイインク(運用資産8000億円)に入社。1997-2003年上位1%の 成績を達成。
2004年から2017年まで日本株ロング・ショート戦略ファンドマネ ジャーを務めた。
2017年マン・グループを退社。
現在は、株式会社ダイヤモン ド・フィナンシャル・リサーチにて定額運用サービスを提供。
株式会社リンク スリサーチの「株の学校」講師。
2000年より投資教育分野で発行部数が最大の老舗メルマガ「億の近道」に執筆中。
皆木 和義(みなぎ かずよし)
早稲田大学法学部卒。大学在学中より名経営者の日本精工元会長・今里 廣記に師事。その後も、京セラ名誉会長・稲盛和夫、アサヒビール元会長・樋 口廣太郎などの名経営者から経営を学ぶ。
プロ経営者としては、東証一部の(株)ハードオフコーポレーション代表取締役社長をはじめ、2014年には(株)リソー教育副社長に就任。当時、破綻の危機に瀕した同社にて、コンプライアンス重視の経営、ガバナンス経営を実現する経営改革を行い、1年半で見事復活させる。
著書に『軍師の戦略』 (クロスメディア・パブリッシング)、『稲森和夫と中村天風』(プレジデント 社)、『松下幸之助の菜根譚』(あさ出版)など多数。
目次
- はじめに:初心者でも、たったの 20 分で 99 %勝てる株を見つけられます。
- 「株価」は予測不可能だが「配当」は予測可能
- 日本には配当が3倍になる企業が多く存在する
- 懸念だらけの日本経済で長期投資なんて大丈夫なのか?
- 大半のファンドマネジャーが見逃していた、たった1つの指標
- 日本で初めての多段階配当モデルの実践書
- 第1章:株の神髄は「成長株投資」である
- 長期で再投資をすれば、失敗の可能性は限りなくゼロ
- 日本の上場企業はデフレ環境下でも7割が増収している
- 日本の上場企業は超キャッシュリッチ!
- 企業はどのように成長していくのか?
- 倒産する企業に共通する3つの特徴とは?
- 株価を変動させる2つの要素
- 成長株投資では株価の下落は気にならない!?
- 「成長企業」の条件とは
- 条件①「営業費用売上比率が1.15倍以上」
- シェアが高く、価格を高く設定しているか
- 条件② A「提供する商品やサービスが永続的である」 あるいはB「今後、数年間は増収基調が期待できる」
- 「見えない潜在需要を見る」ことの重要性
- 第2章:本邦初公開!99%勝てる株が見つかる11のシンプル計算
- ステップ①「営業費用売上比率が1.15以上」か?
- ステップ②「配当性向が5割以上」か?
- ステップ③「直近5年連続で増収」か?
- ステップ④ 経営の数値目標や中長期の計画が発表されているか?
- ステップ⑤「永続性」と「数量見通し」で商品を評価
- 手順① 営業利益の6割(NOPAT)を計算する
- 手順② 擬似配当総額を税引後営業益の4割で計算する
- 手順③ 疑似的なROEを算出する
- 手順④ ROEによる場合分けで7年後の配当予想金額を想定する
- 手順⑤ 将来配当と時価総額から将来の配当利回りをチェックする
- 手順⑥ 上値目処を計算する
- ポートフォリオを作成し年に一度だけ確認
- 具体的な銘柄を計算してみよう
- 計算例① 日進工具(6157)
- 計算例② ヨシックス(3221)
- 計算例③ JT(2914)
- 第3章:成長株選びに欠かせない経営者、経営戦略、ビジネスモデルの見極め方
- なぜ経営者、経営戦略、ビジネスモデルへの理解が必要なのか
- 第1部 経営者 成長企業の経営者に共通する55のこと
- 永守重信と日本電産について
- 永守重信流・経営者に求められる12カ条
- 孫正義と「孫の二乗の兵法」について
- 孫正義流・経営者に求められる25カ条
- 稲盛和夫の経営哲学について
- 稲盛和夫流・経営者に求められる12カ条
- 第2部 経営戦略 投資家でも絶対に知っておくべき4つの戦略論
- 戦略論①「競争戦略」
- ファイブ・フォースから競争環境と交渉力を見抜く
- 3つの基本戦略で参入を防ぐ
- 戦略論②「マーケティングの4P理論」
- 戦略論③「イノベーションの7つの機会」
- 戦略論④「PPM分析」
- 第3部 ビジネスモデル ビジネスモデルを見極める3つのツール
- ビジネスモデルとは何か?
- ツール①「バリューチェーン」
- ツール②「ビジネスモデルキャンバス(BMC)」
- ツール③「バリュープロポジションキャンバス(VPC)」
- 「パーク24グループ」のビジネスモデルを分析しよう
- 「モノタロウ」のビジネスモデルを分析してみよう
- 「ぐるなび」のビジネスモデルを分析してみよう
- 第4章:いま仕込んでおくべき成長株を紹介!
- 銘柄① 技研製作所(6289)
- 11のシンプル計算をして成長株かどうかチェック!
- 銘柄② 扶桑化学工業(4368)
- 11のシンプル計算をして成長株かどうかチェック!
- 銘柄③ プレミアグループ(7199)
- 11のシンプル計算をして成長株かどうかチェック!
- 銘柄④ 太陽ホールディングス(4626)
- 11のシンプル計算をして成長株かどうかチェック!
- 成長企業に共通する人を大切にする文化
- おわりに:金融機関に頼ることなく、自分の手で資産を築く方法